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放射線部
核医学検査
  • 核医学とは
    放射性同位元素(ラジオアイソトープ:RI)やその化合物の生体内や試験管内での挙動を調べ、診断・治療を行う医学分野をいいます。
    核医学検査とは
    RIから放出される放射線を用いて、生体の機能を画像化し、診断を行う検査のことをいいます。この検査には患者さまの体から放出される放射線をとらえるために、ガンマカメラやPETが用いられます。
  1. まず極微量の医療用のRIを体内に投与(注射や経口等)します。
  2. そのRIは、時間が経過すると特定の臓器に集まります。
  3. 集まったRIから放出される放射線をガンマカメラと呼ばれる装置でデータを取ります。
  4. 取ったデータを、画像(シンチグラフィと呼ばれる)やコンピュータで処理して診断情報に変換します。
  1. 静態画像:目的臓器の静止画像を撮影します。主に、甲状腺や肺血流の検査に用います。
  2. 動態画像:目的臓器へのRIの取り込みの量や早さ、又出て行く量や早さを連続画像やデータを
    取ることによって得ます。主に、腎機能の検査に用います。
  3. 全身画像:病変検索のために全身を撮影します。主に、骨、腫瘍炎症の検査に用います。
  4. SPECT(Single Photon Emission CT)画像:目的臓器をCT画像のような断層像として撮影します。
    主に、脳血流、心筋の検査に用います。
  5. 融合画像:SPECT画像とCT画像を重ね合わせて、お互いの欠点を補う画像です。

機器更新に伴い平成20年12月18日より最新の核医学診断装置(SPECT・CT)を導入し、運用を開始しました。(山形県内第1号機、東北では3号機、設置時)。従来の核医学画像は特異性にすぐれるが位置の情報に乏しい欠点がありました。そこで核医学イメージング装置(SPECT装置)に位置情報に優れるX線CTを搭載したSPECT・CTが開発されました。特徴としては、核医学診断装置にX線CTを搭載しているため、核医学画像にCT画像を重ね合わせることができようになりました。例えば、腫瘍シンチ(図1)、骨シンチ(図2)にCT画像を重ね合わせることができるので、異常集積の位置確認(赤くなっている部位)がより容易に出来るようになりました。

また、副甲状腺腫の過形成部位(図3)や、脳血流低下領域(図4)、肺血流低下領(図5)の把握等、より正確な位置情報の把握が可能な検査が出来るようになりました。CT検査の追加により従来の核医学検査に比較し被ばく量の増加が懸念されますが、当装置による被ばく量は他機種の3分の1以下となっております。